アスペルガー上司の日報

アスペルガー上司、新年早々にパワハラ

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こんにちは、おつげ女です。

「新年あけましておめでとうございます。」挨拶も手短に終わり、仕事が始まった。

昨年から減りつづけた仕事は、年が明けても増える気配はない。

年度末までに来る仕事があるが、それたも確約された仕事ではない。

制作スタッフは朝から特段忙しくもなく、パソコンに向かっている。

カタカタと小さなPC音が部屋に響く。

静かだなぁと思っていたら、アスペルガー上司がモンモンさんにドスの効いた言葉でパワハラをはじめた。

制作室は一気に冷えあがり年始ムードの明るさが無くなった。

「どこをみて確認したんだ!」と怒号が響く。

新年早々に。

スタッフ全員が苛立ちを感じている。

昨年から始まったユウさんとの戦争は未だ終わることなく続いている。

アスペルガー上司の表情も暗く濁りがある。年末年始と一人で過ごしていたようだ。狂気に満ち溢れている。こちらに到ってはクリスマスから年末年始の華やかなイメージがより一層孤立を深めたようだ。

どこかしら年末に比べ痩せた感じがする。

いったい何を食べて生活していたのか。

ギョロリと飛び出した目が爬虫類のように小刻みに左右上下に動いている。

パワハラされるモンモンさんは、どこか慣れた感じでアスペルガー上司のパワハラをさばいていく。

「はい。そうですね。そうします。」と言われるままに動く。ここで何かを言うと錯乱して辺り一帯がパワハラ地獄になるので会話すら避けなければならない。

パワハラされつくしたモンモンさんも学んだようだ。

それでも、最近はユウさんとの戦争が熾烈な様相で、ボスからアスペルガー上司、そしてユウさんに指示が回る場合は戦場となっている。

モンモンさんと違い、会社の生命線を握るユウさんのミサイル射撃は容赦ない。

アスペルガー上司も応戦するが勝ち目なし。しかしアスペルガー。どこで引き下がればいいかわからず、その場は焼土とかす。

ま、新年早々焼土にならずいい年明け?だったのかな。

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