こんにちは、おつげ女です。
仕事はぴたりとなくなり四か月が過ぎようとしています。
相変わらず仕事はなく、これから閑散期に突入します。
制作室では誰ひとり会話するものもなく、部屋にはアスペルガー上司のマウスをカンカン机にぶつける音しかしていません。
事務所も仕事が無いらしく、スタッフはじっと液晶画面をみたまま動かないでいる。
私はといえば、顧客が新しいサーバーへ移転したり、作業データをクラウド化したいとの相談が相次ぎ、設定や調べものでバタバタしていた。
前日書いた、社内サーバーもセキュリティ問題があり新しいサーバーへ移転させるために動くことになりました。私がだ。
アスペルガー上司には無理とのボス判断。放置しておくと社内の機能停止に陥る事がわかったらしいく、相談にやってきた。
私の関連データやサーバーは社内サーバとは違い別に用意したもので、仮に社内サーバーが逝かれたところで問題はないが、ボスがわざわざ部屋まできて頼まれると仕方ない。たかだか事務作業をネットでやるだけなのに使えない。
アスペルガー上司のカンカンマウスで机をたたく音が不快でできるだけ作業は外で行っている。社内ノマドです。
そんなところに珍しくノノさんがやってきた。
隣の席に座ると、こう切りだした。
「おつげ女さん、この会社、もうもたないよね?」
いきなりの発言に何かあったのか聞いてみると、経営陣がかなりな数引退するらしいといいはじめた。
確かに、ここ数日なにやら社員にバレないように動く怪しまれる行動をしていた経営陣の姿があった。
外部の同業者が頻繁に出入りしていた。
それが会社が売られるとか、経営陣入れ替えとかの噂の根源になっていた。
本当はどうかは定かでないが、ノノさんは不安にかられたようだ。
また、調べてみるね。とだけ話し会話をおいた。
終わるなら焦らすな、そう言いたい。また、今更問題がある経営陣を退職させたところで浮く事はないといいたい。
もう、死んでるよ。