こんにちは、おつげ女です。
山奥から帰ってきたら、制作室はものものしい空気が放たれていた。
やけにピリピリして緊張感があった。
また何か事件があったようです。
席に着きデータをPCに移している最中に原因が判明した。
アスペルガー上司がユウさんに声かけしたが無反応。
返事もなくアスペルガー上司の後ろにたった。
一気に制作室の緊張感が上がる。
アスペルガー上司となりに座るドンさんは完全に気配を消すくらいに緊張していた。
ユウさんがアスペルガー上司の後ろに立った時間が何時にも感じたその刹那、バトルがはじまった。
長年制作の仕事をしていて、段取りがまるでできないアスペルガー上司。全てアスペルガーによる障害であることを認知しない周りは単純に仕事ができない奴と認識してしまう。
バトルの原因は段取りが組めないこと、データのつくりがどうなっているか理解せずお客の話をすべて聞いてしまうアスペルガー上司の振る舞いが問題。
一言聞けばいいのに、聞けよ空気が読めないアスペルガー上司にユウさんが振り回されているのが原因。
アスペルガー上司とユウさんが何について話しているのか解らないくらい怒りのぶつけ合いになっていた。
もはやアスペルガー症候群を周知してもらわないことにはままならない状況。
ただ、それも一か八かになり、会社が回らなくなるだろう。
そんなことを考えるのは不毛なので、部屋をでていくことにした。
アスペルガー上司とユウさんのただならぬ怒りを横目に部屋をでる。