こんにちは、おつげ女です。
まさか、退職してまで事業を外部に持ち出したいとは。ほんとのバカだ。
お面部長は、私が会社を休みの間を見計らったのだ。理由は、どんな内容を社長に話し退職することにしたのかを知られないようにして、会社に辞めさせられたということを演出、作文し、私を一緒に退職させるためだ。
知らない部分をお面部長が明確に話さない。なんとなく会社に退職の圧力をかけられ事業継続が困難になった、だから退職する、ととれる言葉を私にかけたのだ。
あの、勘違いしませんよ、バカめ。
そんなことは前もってお見通しだよ。
だから、返す言葉も決めていた。
「ひとりでなにするんですか」と。
その言葉をかけられた、お面部長の顔はみるみる茹でたタコのように真っ赤になった。
薄暗くなった公園でも、その表情が真っ赤だというのはみてとれた。
しばらくまがあったあと、お面部長はこう続けた。
「社長が事業を買い取れっていうんだよ」と。
事業を買い取れ=おつげ女も必要なくなる、つまりお払い箱。と思わせ不安をあおるつもりだったのだろう。
でも、わ・か・つ・て・た・よー!
「じゃ、買いとってあげればいいんじゃないですか。私は、私で社長にはなしますから」と切りかえした。
その言葉を聞いて、お面部長の顔は、真っ赤から一気にあおざめた。
私はさらに、「ことの状況がわからないですね、お面部長の話しはわかりました、その話しと、社長の話しを聞いてから今後のことを考えます」といった。
次の日、ボスから話しを聞いて、やはりお面部長の作文だったことが判明する。
マジ、クソ、バカ。