こんにちは、おつげ女です。
お面部長の企みは、脆くもあっさり崩れさった。
損害といえば私の貴重な休み時間をお面部長のくだらない茶番につかわされたこと。
それぐらい?
いやいや、大損失です。
わたしの今の一秒は、1月にも2月にも匹敵する貴重な時間だ。定年間際に失った過去の栄光をとりもどそうと、他人のふんどしを剥ぎ取ることにしか頭をつかわないバカの時間とは貴重度合いがちがうぞ!
暗くなりかかった公園から次の用事があるので、と帰ってきた。途中、公園をみると、遠くをみつめるお面部長の姿があった。
さっさと家族のまつ家に帰りなさい。そう呟いて帰宅した。
自宅に帰ってきても、バカバカしい茶番に付き合わされた、私の怒りはおさまらなあかった。
さらに次の日、お面部長がふりまいた演出を処理するのに時間をとられるのだった。