アスペルガー上司の歴史

【リストラミッション ・エピソードワン】アスペルガー上司 始まりのパワハラその3

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こんにちは、おつげ女です

 

わたしは、アスペルガー上司にいいました

「無茶じゃないですか?誰かを辞めさせるなんて。多少景気の浮き沈みはあるけど、会社が倒れてしまうほどでは無いんじゃないですか?」

 

アスペルガー上司も、他のスタッフも何も喋らないので、続けて

「誰かを退職させても、残る人が安心とはならないですよ、この会社は」

みんな黙ったままです。

 

重たく冷たい沈黙が数分続いたあと、思わぬ結末が待っていました

 

「わたしが辞めます」と

 

ポツリと呟く様に声をだしたのは、なんとヤマさんでした

ヤマさんは、これまであまり登場してきませんでしたが、常に鬱病で薬づけの毎日を過ごしていました

家庭環境が複雑で、心休まる場所もない様子でした

 

わたしとは入社した時期が近かったこともあり、よくご飯を食べにでかける仲でした

 

最近、離婚問題やら養育費やら裁判やら、家庭に多くの問題をかかえ、鬱病が酷くなり、周囲もそれを察して気を使っていました

 

アスペルガー上司を除いてですが

 

アスペルガー上司とは折り合いが悪かったのですが、ヤマさんの方が先の入社とあり、わたしと同じくパワハラは受けていません

 

アスペルガー上司、ヤマさんの突然の辞めます発表に目が点です

 

そう、ハヤシさんを辞めさせようと考えていたのに、ヤマさんが退職を申し出たから

ハヤシさんもびっくりしたようです

 

いや、アスペルガー上司だけでなく、その場にいたスタッフは全員がびっくりしました

 

アスペルガー上司は、ヤマさんの急な発表にびっくりするだけでしたが、わたしは、それ以外に頭が回っていました

気になったのは経営陣のことです

気をつけないとなぁと

 

会社の思いとは別な流れがうまれたことで

この先とんでもない事態を招くことになるだろうという嫌な予感だけがふくらみました

 

ヤマさんの鬱病や家庭の事情については社内で知らないものはなく、皆んなそれなりに気を使っていたわけです

それは経営陣も同じです

そんな状態のまま退職させるとなったら誰が指差しされるのか?

退職させたのは誰か

アスペルガー上司の頭はそこまでまわりません

すでに経営陣のハヤシさんリストラミッションもウヤムヤになっていた時期の事です

 

アスペルガー上司は、そんな空気も読まず、

リストラ対象者が見つかったとホッとして笑顔もみせていました

最悪です

 

その日のうちに、アスペルガー上司は、ボスに経緯を説明しますが、

事態を察したボスは、しばらくの間リストラミッションを極秘に保留しました

あまりにも自分に向けられる非難の声があがることを察したからです

そして、リストラミッションもウヤムヤに忘れていたから

 

 

最低

 

アスペルガー症候群からの空気読めないために、経営陣から一気にアスペルガー上司への締め付けがきつくなります

なんて身勝手な経営陣。

 

リストラミッションを極秘に伸ばすも、ヤマさんの精神状態は回復せず、宣言から、三か月あと、ヤマさんは静かに会社から去っていきます

 

残されたのは、ハヤシさんとアスペルガー上司、それに経営陣との異常な不和でした

 

そして、この不和をアスペルガー上司をさらなるパワハラに駆り立てるのでした

 

アスペルガー上司、応答願います

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