こんにちは、おつげ女です。
お面部長は事業もち出し最後の賭けにでてきました。
それは、新規事業がメディアに露出し周りの同業者から注目を浴びた時でした。
社内はメディアに取り上げられたことで変な空気になっていました。普通なら喜ぶべき場面ですが、会社が思わぬ方向に進んでしまうのではないかと心配する空気がみちみちていたように感じます。
そんななか、なかなか事業もち出しに同意しない私に、お面部長は最後の罠をしかけてきました。
今思えば、最終手段に出るタイミングをはかっていたんじゃないかと思います。
私は、ある日、家の事情で休みをもらいました。事件は次の日おこりました。
次の日は休み。私はお面部長に呼び出されるのでした。
普段街中に出ない私。呼び出された場所が街中で息苦しいなと人混みをながめていました。
待ち合わせ場所の公園に着くと、お面部長が重くるしい表情で待っていました。
嫌だなぁと。
軽く挨拶して、要件について話しをききます。
夕方の公園は人もいなく、ガラーんとしています。たまに酔っ払いのおじさんの声が聞こえてくるくらい。
お面部長「会社を退職することにした。社長にも話した」と切り出してきたのです。
はぁ?
お面部長が話したのはこれだけ。他の言葉は言っていません。私は、この時直感しました。私をみちづれに退職したいということかと。
私はこういいました。「え、辞めて仕事なにするんですか?」と
間髪入れずにかえされた言葉に面くらったお面部長。
私は、既にこうなることを予見。すでに腹をくくった対応を考えていました。
私はバカじゃなきゃ理解できるだろうと言葉をえらびました。
意味はもちろん、お面部長、ひとり会社を退職して生活どうするんですか?である。
つまり、わたしは貴方に賛同しませんよ、ということだ。
内容を理解したお面部長の顔がみるみるうちに真っ赤になり、茹でたタコのようになった。タバコをもつ手は冷静さを無くし、極寒に裸でいる芸人のようにブルブル震えはじめたのです。
相当、予想外の展開だったみたい。
バカめ