アスペルガー上司の日報

仕事量が入社時の半分以下になった

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こんにちは、おつげ女です

 

カウントダウンが始まった社内は、不気味なくらい静まりかえってきました

誰一人、言葉もかわすことなく、一日PCに向かっています

もちろん仕事などありません

みんなやっていることは、周知、暗黙の了解です

 

アスペルガー上司といえば、五分で終わる確認仕事を一週間ほどやっていて、「俺は仕事しているからクビにはならないぞ」PRを部下達にみせつけている

静まりかえった部屋で、アスペルガー上司のオーバーリアクションだけが目にとまる

終焉の予兆は少なからず目に見えるカタチになってきた

毎年、年末年始の挨拶にくる人が、ことごとく来る事がなかった

びっくりした、ひとり二人はあってもいいでしょう

でもゼロだ。いち早く異変に気付いた事務員さんか教えてくれた

会社からも訪問していないようで、担当者とは新年メールでの挨拶で仕事をはじめている

顔合わせが必要なくなったとはいえ、近所の取引先ぐらいには、挨拶には行くべきでしょう

でも、ないし、来ない

不気味すぎる

 

アスペルガー上司は、朝からの電話対応で、挨拶に出向いていない様子に不安を覚えたようで

「なんで、挨拶に行ってないんだろ」とポツリと呟いた

他の部署でも同じ様に不安を感じた人が居たようで、新年早々、社内営業で情報収集する人が何人か制作室に入ってきていた

アスペルガー上司に話しを聞いても、話しが通じないので、部下たちに営業が持ち込む仕事量などを確認しているようだった

仕事量は、おつげ女が入社した当時に比べ50%を切っていた

50%を切っても営業できるのは粗利がデカイから、普通の会社なら持ちこたえられない

制作の素材も、リース素材や、新規ロケなど経費がかかる仕事はゼロ、無い

今、制作の主流はネットで配布される無料素材をどう組み合わせるかだけになっている

つまりはタダのモノを使い、利益を上げていることになる

かかるのは人件費のみ

アスペルガー上司にはこの点の認識がない

タダの素材をつかい、時間をつかい高い人件費をかけ無駄を生産、利益を窮迫させている認識がないのだ

仕事をもってるから大丈夫PRをすればするほど経費がかかり経営を窮迫させているのだ

アスペルガー上司は、自分が仕事を沢山もってて大変だ、という演出に徹したいようだか、そのための浪費は図りしれないくらいデカかった

以前も話したが、毎日定時が9時8時。部下全員が残ったとなると、経費は馬鹿にならない

アスペルガー上司のパワハラに疲弊した部下たちは帰宅できず、かつ、経費問題をネタに経営サイドからイジメられるという最悪の図式になっていた

これでは仕事が半分になるのも仕方ない

経費節減のためにIT分野への移行も、いまさら全員の年齢を考えると厳しい

せめて10年前なら、なんとかなったかもしれない

 

制作室では、アスペルガー上司を除く全員が既に次の仕事を考えている

その事を知らないのはアスペルガー上司だけ

 

今日もまた、アスペルガー上司の光学マウスを動かす音が部屋に響いている

 

アスペルガー上司、応答願います

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